うちの夫は不器用な人なので、それほど家事に参加して欲しいとは思わない。
思わないが、私がするのが当たり前だと思われるのも悲しい。
結婚当初は珈琲を一杯いれるのにも感謝を示していてくれた。
それが今はどうだろう?行きつけの喫茶店のように、「いつものですね」と出てくるものだから、ちょっと喧嘩をした日には私は「珈琲を出さない」という応酬をしてしまう。(そこで夫は私の怒りの度合いを知ることになる)
家事というものは、ひとつひとつは取り立てて特別なものではない。
やりさえすれば、誰にでもできてしまう。
けれど、それをきちんと生活がまわるように、絶え間なく続けていくことが大変なのだ。
そんな時、それが「子どもでもできるよね」というレベルのことだとしても、夫がさりげなく手伝ってくれると心がぽっと暖まる。
言葉ではない態度でねぎらってもらったような感じ。
いまさら言葉で感謝を伝えるのが照れくさいのなら、憮然とした態度でお手伝いしてみるのもよいかもしれない。
*以下の所要時間は私の家庭の場合です。すごい豪邸に住んでいたり、大家族だったりした場合にはかなりのズレが生じると思いますがご容赦を。
ゴミを出すこと(所要時間:1分)
なんてことない。だから妻がやってもいいじゃないか?と思ってませんか?
女は朝早く玄関を出るのは大変なのです。
パジャマや部屋着のようなラフな格好で外にでたくないのです。
化粧をしない顔を家族以外に見られたくないのです。妻にとってはゴミを出しに行く心理的な負担は夫3倍ぐらいあると思って下さい。
クイックルワイパーをかける(所用時間:5分)
掃除機をかけて欲しいとは言いません。朝食の準備をしている間に、ちょっこちょこっと夜の間に床におちついたほこりを集めてもらいたいのです。人が動き出すとほこりも舞い上がるのでその前に。もし、朝から腹筋等のの運動をするなら尚更お願いします。
お風呂そうじ(所要時間:10分)
毎日のお風呂掃除は無理かもしれない。だから休日にちょっと時間をかけて普段は手の回らないところを重点的にやってもらえると日々の掃除が楽になります。お風呂のふたとかシャンプーなどの小物類の底なんかだけでもだいぶ助かります。
植木に水をやる(所要時間:3分)
日々のルーティン家事をこなしていると、絶対にやらないといけないことから手をつけるので、明日でも大丈夫かな?というものがだんだん後回しになってしまいます。とりたてて大事ではないものをやってもらえると「あれも、これも」という心理的負担が軽くなります。
休日のランチをつくる(所要時間:50分)
朝食と夕食をつくるのは、もう体にリズムとして刻まれています。だけど、一人家にいるときのお昼ご飯は適当にしか作りません。
私が一人、家でランチを食べるものは、人から見ると、猫のえさ?みたいなレベルのものかもしれないと思うこともあります。もしくは朝ご飯と一緒だったりすことも。
料理をするのは朝と夜でお腹いっぱいなのです。
休日のランチは、日頃食べたいけど食べる機会がないものをつくってみるのも楽しい。二人で一緒に料理をするのも楽しい。
食べたいものを作るのが一番楽しい料理方法です。妻としては、台所の後片付けが大変だなぁと思うこともありますが、長い目で見ると夫がいくつかのレパートリーをもっているといざという時に頼りになるなと思います。たとえそれがお好み焼きや、ホットケーキだとしてもです。
食器を洗う(所要時間:15分)
例えば「土曜日は食器を洗ってもらえる」と思うと楽しくお酒が飲めます。お酒を飲んだ後に食器を洗うのは3倍ぐらい億劫に感じるものです。
まとめ
これは私の夢想?直接夫に言った方がいいかもしれません。でも世の中の家事を担っている人の願望は当たらずとも、遠からずではないかと思っています。